教育ビジネスの導入
このページでは、これからオンライン教育サービスを始める学習センター経営者に向けて、運営スタッフおよび講師、受講生をスムーズかつ簡単にシステムへ移行する方法をご紹介します。これを機に、ここでご提案している内容を基に組織内の標準業務手順書(Standard Operation Procedures:SOP)を作成してみるのもいいでしょう。
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グループ/ルーム構成の決定
ClassDo のシステム上に「グループ」や「ルーム」を作る場合、既存の組織構成を基にするといいでしょう。例えば、もしご自分の学習センターが複数の“支店”で構成されている場合、その支店ごとにグループを作成することで、支払いやメンバー管理を支店ごとに行うことができます。もちろん、グループをひとつにまとめれば、すべての支店を一か所で包括的に管理することも可能です。
グループを作成したら、次は実際に運営するクラスルームごとに“バーチャルルーム”を設定し、講師と受講生を招待しましょう。例えば、ご自分の学習センターで週50クラスを運営しているのであれば、ClassDo のグループ内に50のバーチャルルームを作成しましょう。
関連ページ:グループ/ルームの構成について
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スタッフのためのセルフラーニングの準備
スタッフのセルフラーニングを開始する前に…
- ClassDo にご自分の教育ビジネスのグループを作成しましょう
- 支払い方法を正しく設定しましょう(重要:設定することで、無料トライアルとして20時間分(US$20)のライブビデオコラボレーションがグループアカウントに追加されます)
- 運営スタッフと講師が使うテスト用レッスンルームを作成しましょう
- それぞれのルームにスタッフを招待&ロールを付与しましょう
グループ作成時にグループタイプを“学習センター/学習塾”に設定した場合、通常はグループオーナーのみ支払画面から各種お支払い方法の設定を行うことができます。もちろん、初期設定のロールを変更することで、運営スタッフに支払画面へのアクセス権を付与することも可能です。
ルーム作成やルームへの招待は、講師および受講生の連絡先を管理する運営スタッフに割り当てるといいでしょう。
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セルフラーニングとロールプレイによる ClassDo 習熟トレーニング
ClassDo を使う運営スタッフと講師は、グループオーナー/管理者、推奨動作環境、運営の手引きのヘルプセンターから、関連セクションを確認することで、ClassDo の仕組みを理解することが可能です。段階的な解説とスクリーンショットを用いた包括的なサポート情報により、スタッフのセルフラーニングを支援します。
また、講師がオンラインレッスンを実際に行う事前準備として、あらかじめ用意したテスト用のルームで模擬レッスンおよびロールプレイを活用した、レッスンの実践トレーニングを実施しましょう。例えば、スタッフを講師役と受講生役の2グループに分け、15~20分ずつそれぞれのロールを演じてトレーニングを行います。運営スタッフは、講師のロールに付与されている、「プレゼンテーションモード」を有効にするなどのルーム運用に関する管理権限は有していないため、15~20分が経過したら、ロールの変更を行いましょう。
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レッスンワークフローのプランニング
講師にオンラインレッスンのプランを立案してもらいましょう。基本的なガイドラインとして、レッスンワークフローの一例を用意しました。教える内容や教育スタイルに合わせてカスタマイズするといいでしょう。
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トライアルクラスによるパイロットレッスンの実施
受講生5~10人の小規模なクラスを1~2クラス編成して、オンラインによるパイロットレッスンを実施しましょう。他の講師たちもオブザーバーとして参加することが可能です。
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すべての受講生の導入準備
本格的な導入プロセスを実施する前に…
- 運営スタッフにより、実際の学習センターのクラスグループに準じて、必要なすべてのルームを作成、名前を付けましょう
- 運営スタッフから、すべての受講生に対してルームへの招待を送信しましょう。もし、実際にオンサイトで導入説明会を開催する場合は、各受講生の自宅にて、次の事前確認を済ませておきましょう。(1)オンラインレッスンで使用するデバイスが、ClassDo のシステム要件を満たしているか。(2)オンラインレッスンを受ける場所のインターネット回線速度が十分に確保されているか。なお、この時点で ClassDo にログインしてもらう必要はありません。
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オンサイトでの導入説明会開催
導入説明会で実施すべき内容:
- 運営スタッフから受信したルーム招待の手順に従い、各受講生のデバイスから ClassDo.com にアクセスし、ClassDo アカウントを作成。
- 自分が所属するルームを選択。「ルームに入る」をクリックし、みんなで作業「✔ 自分の映像と音声を有効化」を選択。自動デバイスチェックを実行。
- バーチャルルームの各種ツールと機能について簡単に紹介。
- 受講生に ClassDo ヘルプセンターの“ユーザー”メニューにあるセルフヘルプページを紹介。バーチャルルームの利用ガイドを参照できるほか、ClassDo 使用中にわからないことがあれば、いつでもヘルプセンターから解決策を検索することも可能であることを伝える。
受講生の導入プロセスをオンラインで実施する場合は、新規メンバーの円滑な導入方法をご参照ください。
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準備完了! さあ、いよいよです!
以上で導入プロセスは完了です。次は、ClassDo を活用して、どのような形でオンラインレッスンを開始するか決めましょう。
- 次回のレッスンから、完全にオンラインレッスンへと移行する。
- 企業が“もしも”の時に備えて「事業継続計画」を立てるように、オンラインレッスンを受けるグループと、これまでどおりオンサイトで受講するグループとに分けて運用する。もちろん、それぞれのグループがオンラインレッスンを受けられるよう、交代制で実施することも可能です。
- 今すぐオンラインレッスンへと移行するのが難しい場合は、ClassDo を既存オンサイトクラスの EdTech 学習プラットフォームとして活用する。つまり、既存クラスルームでレッスンが実施できなくなった場合の予備的な位置づけです。ただし、いつでもすぐにオンラインレッスンへと切り替えられるよう、日頃のレッスンでも ClassDo を活用して慣れておきましょう。通常のレッスンでも、講師がバーチャルルームにアップロードしたドキュメントを受講生のデバイスに表示させて、直接コメントやメモを書き込むことが可能です。受講生は本来の目的である授業の内容に集中することができ、ノートを取る膨大な時間を削減できます。また、受講生は自宅でバーチャルルームにログインすることで、一か所に自動保存されたドキュメントやノートを参照しながら復習することが可能です。オンサイトのクラスルームに ClassDo を活用すれば、従来のクラスルームを簡単に SMART クラスルームへとグレードアップできます。また受講生にデバイスを持参してもらうことで、プレゼンテーション資料を自分たちの目の前に表示させることができるので、座っている位置で資料が見えないという問題も起こりません。さらに利点も! この方法なら、ビデオチャット機能を使わないので、無料で ClassDo をご利用いただけます。詳細は、ブレンド型学習における ClassDo の活用をご覧ください。